マルキヤ
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真珠の品質の評価1

前回までは、真珠を作るために、

何をしなければならないかお伝えしましたが、

次の疑問として、真珠はどういうところを見て

品質の良し悪しが分かるのか主人に聞いてみました。

 

真珠は、「大きさ」、「巻き」、「照り」、「色」、

「きず」、「形状」等を見るのだそう。

 

真珠の品質を見る上で、一番大切な要素は、

「巻き」や「照り」で、大きさはその次だそうですが、

主人はまず真珠の直径を計測し

「大きさ」を確認するとのこと。

 

母貝の種類、大きさにもよるとのことですが、

一般的に真珠の宝飾品としてよく知られているのは、

アコヤ貝から取れる、アコヤ真珠は、

 

直径が7から8ミリが一般的によく見るサイズで、

玉の直径が、8ミリを超えると大玉といわれている

とのこと。10ミリともなると、とても貴重なのだそう。

 

アコヤ真珠の母貝の大きさからすると

10ミリの核を移植された場合の

貝に対するインパクトは相当なもので、

 

核にきれいな真珠層をまくことの出来る体力のある貝が

少なく、貝が途中で死んでしまったり、

真珠層をきちんと巻ききれなかったりで、

10ミリ玉のアコヤ真珠の数が少なく、

稀少性が増すようです。

 

上記の理由により、貝の種類に応じて

どれくらいの大きさの真珠に希少価値が生まれるかは

わかっているので、真珠のサイズが一般的なのか、

稀少なのかを、サイズを計って確認し、

そこから次のポイントを確認することになります。

 

次のチェックポイントは「巻き」と「照り」。

その話は次回で。

 

 

明日香