マルキヤ
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7月7日は七夕(たなばた)4(織姫と彦星)

織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)のストーリー

 

天にある天の川の西岸に住んでいた

機織り(はたおり)名人の織姫(おりひめ)は

毎日熱心に美しい織物を作っていて、

天に住んでいた神様、天帝の自慢の娘でした。

 

しかし、毎日機織りばかりして、化粧もせず、

着飾ることもしない娘を心配するようになり、

天帝は結婚させることを考えるようになりました。

 

地上に素敵な男性がいないか探していると、

一生懸命、牛の世話をする働き者の牛使の若者、

彦星(ひこぼし)に目が留まりました。

2人は天帝の勧めで結婚することとなり、

天帝の想像通り、とても仲良く暮らし始めました。

 

ところが、すばらくすると、

2人はあまりにも仲睦まじく暮らし始めてしまったために、

まったく仕事をしなくなって、

2人で遊んで暮らすようになってしまいました。

 

織姫(おりひめ)が機織りをしなくなったせいで、

天で使うための服は足らなくなり、

彦星(ひこぼし)が牛の世話をしなくなったせいで、

牛がどんどんやせ細ってしまいました。

 

2人に注意しても、言うことを聞かなかったため、

怒った天帝は織姫(おりひめ)を天の川の西岸に、

彦星(ひこぼし)を東岸に引き離してしまいました。

 

すると、2人は働こうとはせず、

引き離されて会えなくなってしまったことを

悲しむばかりになってしまいました。

 

そこで毎日仕事に励むことを約束するなら、

1年に1回、

7月7日の夕べにだけ会うことを許すと告げたところ、

2人は一生懸命、毎日仕事に励むようになり、

 

毎年1回、7月7日の夜に、

天帝の命令によって飛来するカササギの翼に乗って

天の川を渡り、2人は再会できるようになった、

というお話しです。

 

年に1度、

7月7日の夕べ = 七夕(しちせき)に

2人が再会するお話し

つまり、七夕(しちせき)の話から、

やがて中国のある行事がうまれることとなります。

その行事の話は次回で。

 

仕事も忘れるくらい、恋に溺れるってどんな感じなのかしら

と思わずにはいられない、世知辛い今日この頃です・・・

 

つづく・・・

 

 

明日香