マルキヤ
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質屋さんとの結婚生活10(奥深さ)

一緒に生活していると

生まれも育ちも違うから、

嫁いだからこそ

わかったこともある。

結婚すれば大なり小なり

誰もが感じる、あたりまえ。

 

その相手が質屋さんだったらどうなる?

 

アクセサリーの「本物の輝き」

とは、どういうこと・・・?

類似石、イミテーションとは違う、

別の何かがそこにあるから

輝きが違う

ということなのだろうけど。

何が違うのだろう・・・

 

その違いこそが、

質屋さんが見るポイント

と、うちの主人。

 

例えばダイヤモンド。

一般のセールストークでは

何万年も前に

地中奥深くで生成された石が

数千年前の噴火によって

地表に運ばれ、

採掘人たちの手で

運よく発見され、加工され、

店頭に出るまで

様々な人達の手を渡って

今ここにあるのです。

だから輝きが違います。

 

よくわかったような、わからないような話

 

鑑定することを念頭に置いた時、

本物の輝きとは

科学的な事象に基づいた結果の輝き。

 

ラウンドブリリアントの

ダイヤモンドの場合、

規則正しく配列された

炭素からできた結晶で、

 

石の中に含まれている

内包物が少なく、

石の色が無色に近く、

理想的なカットプロポーションで

カットされたとき、

本来のダイヤモンドの輝きを

最大限に引き出すことができる。

これがまさしく「本物の輝き」

 

この科学的根拠を

1つ1つ丹念に精査して

本物かそうでないかを見極める作業

それが質屋さんの鑑定眼

と、非常に具体的。

 

簡単に言ってしまえば、

途方もなく時間がかかってできた

ダイヤモンドと、

ずっと短い時間でできた

類似石やイミテーションとは

当然違いがあり、

その違う部分を見つけていく作業

と、うちの主人。

 

なるほど、本物の輝きとは、

そういうことなんだ

と、理解していると、

 

最初にぱっと見たときに

「本物の輝き」を感じることも

質屋さんとしてすごく大事

と、うちの主人

 

へ・・・なるほどぁ・・・

え!? 結局そこ!?

 

よくわかったような、

よくわからないような話だけど・・・

それは質屋さんの奥深さ。

嫁いだからこそ、わかったことの1つ・・・

 

 

明日香

 

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