マルキヤ
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テンダーロインステーキ(シャトーブリアン) 8

テンダーロイン=ヒレ肉は

部位と肉質によって

5つの部位に分けられますが、

頭側の部位から順に4番目、

図の④シャトーブリアン(Chateaubriand)について。

ほんとはこのシャトーブリアンについて

ブログでお話ししたくて、

テンダーロインステーキの話しを

してきたと言っても過言じゃないかな。

 

名前からしても何か高級な匂いを感じません?

 

ヒレ肉って全部同じなのかと思っていたら、

実はシャトーブリアンっていう

凄い肉がヒレ肉の中にあるというのを

主人から聞いて、調べ始めたら、

ヒレ肉って、結構奥が深かった・・・

 

で、その「シャトーブリアン(Chateaubriand)」

高級な匂いを感じる方、大正解!

 

牛のヒレ肉の中で

真ん中の太い部位(図の④)。

ヒレ肉は、牛一頭から取れる

牛肉全体の3%、3~4㎏位しかとれなくて、

 

そのヒレ肉から、シャトーブリアンと呼ばれる部位は

たった600gくらいしか取れない!

つまり、牛1頭で、数人前のステーキしか取れない!

 

そして、肉質が極めて高品質!

ヒレ肉の塊の両端は

先が細かった平たかったりするため、

肉の繊維がばらばらしていて

切ってもきれいな円柱にならない。

 

でもこの部位は

ヒレ肉の真ん中にあるから厚さがあり、

切るときれいな円柱になるから

ボリューム感がでる。

 

その上、肉の繊維がきめ細かい。

また、以前も説明させていただいたように

ほとんど動かさない部位であるがゆえ、

ヒレ肉は赤身なのにやわらかい肉。

 

だけど、シャトーブリアンと呼ばれる

この肉厚な部位はそれにもましてやわらかい。

お箸でも、すーーっと切れてしまう・・・

 

それに肉が持っている甘さも兼ね備え

脂肪分も少なく、脂っこくない。

それでいて、肉汁も十分に含んでいる。

まさに、お肉の極みといったところ・・・

 

あまりに最高級だから、そういう肉を表現する

「シャトーブリアン(Chateaubriand)」

という専門用語でもあるのか

と思いきや、人の名前説と地名説の

2説が名前の由来としてあるらしい・・・

 

人の名前説

フランスの作家で政治家でもあった、

フランソワ=ルネ・ド・シャトーブリアン

は、この部位の肉があまりに美味しくて、

料理人に命じてこの部位の肉を調理させ

この部位の肉ばかりを食べていたため、

シャトーブリアンお気に入りの肉ということになり、

彼の名前が肉の部位の名前として

定着した。

 

地名説

牧畜や精肉で有名な都市、

シャトーブリアンから取った。

 

どちらが正しいか、

今となってはわからないみたいだけど、

肉の部位がシャトーブリアンと

呼ばれるようになったのが、

シャトーブリアンの死後

30年程が経過してからであるため、

人名説というのは懐疑的という見方もあるらしい。

 

そんなことよりも、とにかく最高級の肉

そのお値段は?

 

牛にもいろいろな種類があり、

肉屋さんや、レストラン等も様々だから

買う場所によって

値段はかなり幅があるらしいんだけど、

なんと100g、10,000円が相場なんだとか!

 

当然、この究極の肉を味わうのはステーキで、

レアか、ミディアムレアだそう・・・

 

もう食べたーーーい!

でも高ーーーい!

買えなーーーい!

 

 

明日香