マルキヤ
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誕生石・1月 (ガーネット22 パイロープ8 複屈折3)

パイロープガーネット(Pyrope Garnet)8

 

複屈折の結晶がどの方向から見ても

いつでもダブリングが見えるかというと

そうではありません。

 

結晶によっては「光軸 または 光学軸」とよばれる、

光が入射した際に2つの光に偏光しない方向

つまり、複屈折(DR)しない方向があり、

この光軸の方向に光が入るとダブリングは起こりません。

 

つまり、この方向に光を通して屈折率をはかったり、

複屈折(DR)かどうかのテストを行っても、

屈折率は1つで、複屈折(DR)かどうかのテストも、

単屈折(SR)として結果が出てきます。

 

これを防ぐため、屈折計で屈折率を計るとき、また、

偏光計で複屈折(DR)かどうかのテストを行うとき、

 

結晶(宝石)を30度づつ回転させながら

屈折率を7つのポジションではかったり

 

結晶(宝石)のポジションを何回か回転させて、

複屈折(DR)かどうかのテストを行ったりします。

 

つづく・・・

 

 

明日香