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ダイヤモンドの査定 パート33 (Color Grading)

2021年2月16日 19:26:05 更新

いよいよカラーグレーディング最終ステップです。

今までの過程をすべて振り返り

決まりかけているカラーグレードを念頭に

 

最後にもう一度、

ダイヤモンドをface upの状態、

つまりダイヤモンドのクラウン側を上、

パビリオン側を下にして

実際に指にはめた時に見える石の状態にします。

そして、

石を見下ろし

カラーのグレードを最終確認します。

最後にもう一度face upの状態でダイヤモンドを見るのは、

ダイヤモンドをリングにセットした場合、

基本的に見えるのはクラウン側から見る

face up の状態だからです。

 

通常、ここまでの時点でのカラーグレーディングの過程で

ほぼ決まりかけているダイヤモンドのカラーグレードと、

最後にもう一度、

face up でダイヤモンドを見た際に感じるカラーグレードが

一致する場合がほとんどです。

 

しかし、ダイヤモンドが

思っていたカラーグレードよりも

face up で見た時に暗く見える場合があります。

 

この時は念頭にあるカラーグレードよりも

下のカラーグレードにすることも再考します。

 

そして、最終決断、

カラーグレードを決定します!

 

 

カラーグレーディングは今回で終わりとなります。

次回からはカットグレーディングです。

 

マルキヤ質店 G.I.A. G.G.(米国宝石学会公認鑑定士)蔡 彰訓

 

 

 

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