マルキヤ
059-227-0001
9:00~20:00

ダイヤモンドの査定 パート35 (Cut Grading)

2021年9月20日 00:37:21 更新

ダイヤモンドが

理想的なラウンドブリリアントカットに

どこまで近づいているかを評価することが

カットグレーディングです。

 

つまり

人間で言うなら、

体のプロポーションがきれいかどうかは

頭長、身長、体重、肩、バスト、ウエスト、股下、ヒップ等が

理想的なバランスのよい配置となっているかを

計測することで評価されるように、

 

ダイヤモンドの

きれいなプロポーション(Proportion)は

①テーブルのサイズ、

②クラウンの高さ、

②クラウンの角度、

③パビリオンの深さ、

④パビリオンの角度

⑤ローワーファセットの長さ

⑥ダイヤモンド全体の深さ

⑦ガードルの厚さ

⑧キュレットのサイズ・位置

の各部位が、

理想的なバランスのよい配置となっているかを

ダイヤを拡大検査、計測し、評価します。

 

これに付随して、

人間で言えば、肌のつや、はり、

きめ細かさが備わっていることが

身体のバランスの良さをひきたたせるように、

 

ダイヤモンドの

フィニッシュ(Finish)と呼ばれる

①表面の研磨状態の良し悪し

・ダイヤモンドの表面にある傷

・ダイヤモンドの表面にある引っかき傷

・ダイヤモンドの表面にある、小さな穴

・ガードルの仕上げ程度

・カードル部分のギザギザ

・キュレット部位の摩耗状況

・ファセットの接合部分

 

そして、

それぞれ部位が対称(シンメトリー)になっているか?

・ファセット接合部分のシャープさ

・石の中心線とテーブルの中心とのずれ

・石の中心線とキュレットの位置

など、

それぞれの部位が

どこまできれいに整っているか評価しします。

 

そして、この2つの

プロポーション(Proportion)と

フィニッシュ(Finish)から

総合的な評価を決定し、

ダイヤモンドのカットグレーディング

としての評価が決まります。

 

 

マルキヤ質店 G.I.A. G.G.(米国宝石学会公認鑑定士)蔡 彰訓

 

 

 

← ダイヤモンドの査定 パート34 (Cut Grading)