マルキヤ
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秋のお彼岸7(彼岸明け)

前回からのつづき・・・

本日25日は今年の彼岸明け、最終日です。

今までいろいろとお伝えしてきたことが

日本の習慣となって定着しているお彼岸。

そのお彼岸の7日間も本日で終わり。

 

お彼岸にはお墓参りに行って

ご先祖様に祈りをささげますが、

祈りをささげる自分たちもまた

西のかなたの極楽浄土に思いを馳せる。

 

お墓参りのベストな日取りは、やはり、

お彼岸(あの世)と此岸(この世)が

一番近くになる、春分の日と秋分の日。

 

とはいうものの必ず春分の日、秋分の日に

お墓参りをしなければならない

という決まりはないとのこと。

 

ですから、まだ、時間が許されるなら、

お彼岸が終わるまでに、ご先祖様に

会いに行く感じで、お墓を訪れて

想いを馳せてみるのも、自分自身を見つめなおす

意味でよいかもしれません。

 

そして、今回の、「秋のお彼岸」シリーズ中で

お伝えした、六波羅蜜(ろくはらみつ)の修行は、

 

6つの徳目に分かれた修行を、

1日に1修行を行なう合計6日間と

ご先祖様を偲ぶ日として過ごす中日の1日の

合計7日間がひつようなため、

お彼岸の期間が7日間となっているのですが、

 

修行といっても

これから人生を生きていくうえで

大切な考え方や生き方がつまった内容で

すぐにでも実践できるものばかり。

 

以下におさらいとして

「六波羅蜜」を記しておきますので、

お彼岸の最後の日に振り返ってみられると

何か新しい発見があるかもしれません。

 

そして、余裕があるなら、1個でもよいから

実践してみるのもよいかもしれません。

 

「六波羅蜜」

1.布施(ふせ)

見返りを求めることなく、

金銭の授受を施すことがあろうとなかろうと、

人のために何か良いことをする。

 

2.持戒(じかい)

自分勝手に生きるのではなく、

ルールを守って人間らしく生きる。

 

3.忍辱(にんにく)

自ら犠牲にしてでも、困難に耐え、

悲しいこと、辛いことがあっても頑張る。

 

4.精進(しょうじん)

驕ることなく常に謙虚に最善を尽くし、

努力すること。

 

5.禅定(ぜんじょう)

雰囲気に流されず、こころを落ち着け、

平常心を保つこと。

 

6.智慧(ちえ)

真理を見極め、真実とは何か認識すること。

 

 

明日香