2006年 10月26日
前回はプラチナの語源をお伝えしました。外来語であるプラチナの別名は白金と呼ばれています。しかし白金を英語に直訳するとプラティニウム(和名=プラチナ)ではなく、ホワイトゴールドとなり、矛盾が生じてしまいます。
さてその種あかしです。スペイン人がプラチナを発見した時、見た目が銀に似ていたためプラチナと名付けましたが、ヨーロッパに渡った際、金のようにいつまでも美しい性質と、その銀白色の色合いからホワイトゴールドと呼ぶようになったのです。つまり白金とはホワイトゴールドを直訳したものだったのです。
一方、実際にプラチナのような色をした銀白色の18金の宝飾品が存在します。これはどう呼ぶのでしょうか?実は『ホワイトゴールド』と呼ばれており、金に別の金属を加えて銀白色にした合金で、白金とは別物なのです。では次回はホワイトゴールドについて詳しく解説してみましょう。