プラチナの希少性について

前回の金に続いて、今回はプラチナの魅力に迫ってみましょう。

人々がプラチナに魅せられる理由は金と同様、輝きと耐久性はもちろん、その希少性にあるようです。今までに採掘された金は、オリンピック公式プールたった3杯分相当ですが、プラチナは金の比ではありません。有史以来、プラチナの総生産量は推定約4720t。これは金の総生産量の約34分の1。世界中のプラチナを集めても、プールどころか、縦6m×横6m×高さ6mの立方体にすっぽり入る位しかありません。

最近では宝飾品以外にも工業用として使用され、特に地球環境を支える最先端技術、自動車の排気ガス浄化触媒などにも使われ、需要がますます伸びているのです。こうした希少性と需要の伸びがプラチナの価格を押し上げているのではないでしょうか。