2008年 12月04日
ダイヤモンドを査定する場合、まず、当店が確認するのは本物の天然ダイヤモンドかどうかです。
最近では人工ダイヤモンドもありますが、ダイヤモンドと称して持ち込まれる石の中で多いのがダイヤモンドに似せた類似石です。
無色透明の石等で特定の面を持つようにきちんとカットされ、研磨されていれば一見ダイヤモンドのように見せる事は可能です。
ガラス、プラスチックなどは、一般の方でも肉眼で見分ける事は難しくありませんが、GGG(ガトリニウム・ガリウム・ガーネット)、合成ジルコン、キュービックジルコニア、チタン酸ストロンチウム、モアサナイトなど聞いただけでも恐ろしくなるような、これらの石が上記のようにカットされると、一見しただけでは判り難くなってきます。
さあ、こうした石を何とか鑑定しないといけないのが私達の仕事なのですが…詳しくは次回で。
マルキヤ質店 G.I.A. G.G.(米国宝石学会公認鑑定士)蔡 彰訓