マルキヤ
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ダイヤモンドの査定 パート3

前回『ダイヤモンドの強固な硬さゆえ、ブリリアントカットの様な多面体にカットした際にできる面と面の接線が鋭利な刃物のようにシャープに見える所をダイヤモンドかどうかの鑑定に利用しているが決定打にはならない』とお話ししました。

次に鑑定に利用するのが熱伝導率です。

ダイヤモンドは高密度で硬いため、熱を伝える早さが他の鉱物と比べて早いのです。

この特性を利用して判別するよう考案されたテスターを使えば、ダイヤモンド類似石と簡単に区別ができます。

ところが1990年代後半になって、テスターを使っても判別できない石、モアサナイトが宝飾品として出回るようになりました。

それまでテスターさえあれば誰でも簡単に判別可能でしたが、それができなくなる!

モアサナイトがブリリアントカットにカットされて宝飾品として売りに出されるという話が出た時、私達の業界には激震が走りました。

さあ、どうする?詳しくは次回で。

マルキヤ質店 G.I.A. G.G.(米国宝石学会公認鑑定士)蔡 彰訓