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ダイヤモンドの査定 パート6(Clarity Grading)

ダイヤを査定する4つのポイントのうち、今回は、クラリティー=透明度についてご説明いたします。

クラリティーはダイヤの透明度がどのくらいかを、世界標準となっている、米国宝石学会(GIA)が基準とする指標を使用して表すのが一般的です。

その指標は「内包物と呼ばれる石の中に含まれている含有物」と「石の表面に見られるキズ」などの性質や大きさ、数、位置、色等が10倍のルーペで見た場合、どのくらい目立つかで、最上級のFLからIF、VVS1、VVS2、VS1、VS2、SI1、SI2、I1、I2、最下級のI3まで11等級に分類されています。

透明度を鑑定する場合、このどれに該当するかを決めます。

鑑定では光源を鑑定に適した位置に設置。宝石の表面の汚れをふきとり、次に宝石をフェイスアップ(多面体にカットされた宝石の面の中で一番大きな面であるテーブルを上、とがった部分のパビリオンを下の状態)でセットし準備完了。

次に宝石の内部や表面を、10倍のルーペで見ながら11等級のどれに属するか判断するのですが、詳細は次回のお楽しみに。

マルキヤ質店 G.I.A. G.G.(米国宝石学会公認鑑定士)蔡 彰訓