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ダイヤモンドの査定 パート11(Clarity Grading)

ダイヤモンドの査定 パート11

ダイヤのクラリティー(透明度)の鑑定で、石をVVSクラスと判断した場合は、その内包物の位置、大きさの程度によって、より発見が困難であればVVS1、そうでなければVVS2と2段階に分類します。

VVS1かVVS2の分類にはかなりの数のVVSクラスの石を見てクラス分けを習熟する必要があり、習得に時間がかかる部分です。

10倍のルーペ、顕微鏡を使用しても、石の内部に何も発見できなかった場合はVVSクラスより上のIFかFLとなります。

石の表面に簡単な研磨で取り除くことのできる軽微な傷が見つけられた場合、石は、IF(内側に何も欠点〈内包物〉がないという意味)となります。

もし石の内部に何も発見できず、その上、石の表面にも何も傷がないとなると石は最上級のFL(欠点がないという意味)と判断されます。

当然価格も跳ね上がり希少価値が増すため、私共もあまり目にする機会がございません。

マルキヤ質店 G.I.A. G.G.(米国宝石学会公認鑑定士)蔡 彰訓