マルキヤ
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質屋さんとの結婚生活6(白い店)

一緒に生活していると、

生まれも育ちも違うから

良い意味で裏切られることもある。

結婚すれば大なり小なり

誰もが感じる、あたりまえ。

 

その相手が質屋さんだったらどうなる?

 

主人のお店の店構え

私が想像した質屋さんのイメージと

まったく違っていた・・・

 

私が思い描いていたイメージは、

時代劇に出てくる質屋さん。

「銀河鉄道の夜」を書いた

あの宮沢賢治の実家も質屋だった

そうしたイメージと

どこか重なる部分があり・・・

 

店の奥には人情味あふれる店主の方が

どっしりと構え、

静かにお客さんをお迎えする。

ある種、お寺と似た雰囲気を想像していた・・・

 

ところがお見合いした後、

初めてお店に行って見てみると

真っ白な店構えと真っ白な店内。

こんなに白を多用して

すぐに汚れてしまわない?

と心配してしまうほど。

 

季節に合ったお花が店頭を飾り、

入ると

ブランドバック、

ブランドウォッチ、

ブランドジュエリー、

貴金属に最新電化製品と

お洒落な品々が

見事にきれいに並んでいた。

私のイメージとは全くかけ離れている・・・

 

母も同じだったのか、

私と主人とのお見合いの話が来る前、

主人の父とは知り合いになっていた。

主人の父のお店は宝石屋さん

と思い込んでいたくらい。

 

その当時、質屋さんが

何をしているご商売なのか

見当もつかなかった・・・

 

ただ、

真っ白でお洒落な店内での

お客様に対するサービスを

嫁いだ日から、

この目で垣間見てきた・・・

 

そのサービスは

お寺と変わらぬ、

人情の香りで満たされている。

 

雰囲気は変わっても、

お寺に通ずる質屋さんのイメージ・・・

 

あんなに白すぎて心配したお店

主人の努力のかいもあって

いまだに、その白さを保ちながら

人情とぬくもりで

営業がつづいてる・・・

 

 

明日香