マルキヤ
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桃の節句とは?6(いつ飾る?)

それぞれのひな壇に飾られた

豪華なひな人形や飾り物からは

想像もできない、

裏に秘められた悲しい物語。

そして、そのひな人形の献身的な役割。

 

そんなことを知れば知るほど、

いつひな人形を飾り、いつまで飾るのか

以前にも増して気になり始めたんだけど・・・

いつからいつまで飾るのか

という正式な決まりはないとのこと。

 

とっても拍子抜けする話だけど、

やっぱりそれでも、突き詰めると

目安は見えてくる。

 

まず、いつ飾るのがいいのか?

厄を払ってからひな人形を飾るとするなら、

1月7日の人日(じんじつ)の節句で

前年の厄払いをするために七草がゆを食べて

邪気を払った後がいいみたい。

 

ベストなのは、二十四節気(にじゅうしせっき)

の1つ、立春(節分の翌日)2月4日ごろから

2月中旬にかけてとのこと。

 

桃の節句というのは

春の節句という意味合いもあり、

春の訪れを告げる立春に用意するのが

理にかなっているというわけ。

また、節分で厄を払って清浄した身でもあるから

ひな人形を飾るにはベストになるとのこと。

 

地域によっては、二十四節気(にじゅうしせき)

の一つ「雨水」の日に(毎年2月18日、19日頃)

飾ると良いというところも。

 

「雨水」は春がやってきて雪や氷が解けて

農耕の準備を始めるにちょうどよい時期。

この時期、豊穣をもたらし、子宝や安産の

神様としても信仰されている水の神様

(弥都波能売神・みつはのめのかみ)が

登場するとされているため、

このタイミングでひな人形を飾ることは

良縁に繋がるとの信仰があるらしい。

 

いつ飾ったらよいか決まりはないと言いつつ、

でもこうした信仰があるとなると

ある種の決まりに近い感じはありますよね。

 

ということは、やっぱり土壇場での飾りも

避ける傾向があるみたいで・・・

 

ひな祭りの前日、3月2日に飾るのは、

「一夜かざり」といって、

短期間の飾りはお葬式を連想するとか

女の子の代わりに災厄を引き受けてくれる

ひな人形たちに失礼という理由で

よくないとされているらしく、

少なくとも1週間前までには

飾ったほうがよいみたい。

 

ところで、二十四節気(にじゅうしせき)とは

「太陽の黄道上の視位置によって24等分し、

その分割点を含む日に季節を表す名称を付したもの」

 

簡単に言ってしまうと、1年を24等分して

それぞれの季節に合わせて名前を24付けた

って感じかな。

 

良く知られている名前としては、

立春、春分、秋分、夏至、冬至、大寒、など。

 

 

明日香