マルキヤ
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9:00~20:00

お彼岸の意味と私の思い(お彼岸とは?2)

前回からのつづき・・・

つまり、

「お彼岸(おひがん)」とは極楽浄土、

「此岸(しがん)」とは私たちが生きる世界。

三途の川をはさんで、「お彼岸」のあの世と、

「此岸」のこの世のが存在していて・・・

 

お亡くなりになった方々は、

「此岸」から三途の川を渡って「お彼岸」へ

渡った方々は、

時折、「此岸」、に姿を現すと考えられ、

 

それは、あの世とこの世が交差する時、

すなわち、その1つの機会がお彼岸の時期であり、

その場所はお墓になる・・・

 

日本に広く広まっている浄土思想に基づけば、

極楽浄土は西のかなたにあり、

春分の日と秋分の日は

太陽が真東から昇って、真西に沈むため、

 

この時期、お彼岸(あの世)と此岸(この世)が

一直線に結ばれることになり

最も近く、通じやすくなる・・・

 

その時にこそ、お墓参りをして

ご先祖様の供養をすることで

彼らのご冥福を祈ることができる・・・

 

この思いはやがて、ご先祖様だけでなく

祈りをささげることで、自分たちも

西のかなたの極楽浄土へ到達できるようになる・・・

 

そうした思いが、

お彼岸の時期にご先祖様の供養のために

お墓参りに行く行事として

人々の間に定着したとのこと。

 

こうした考え方は、日本独自の文化に育まれたもので

インドや中国ではお彼岸の行事はないのだそう・・・

 

お彼岸というものを、今回きちんと調べてみて

お彼岸の時期に、なき祖父母や伯母、ご先祖様の事を

思っていたことが、とても意味のあることと

再認識させていただけたことに感謝しつつ、

 

今はもう私の目の前にはいないけど、

なぜか身近にいるような気がして

つながりは決して失われてはいない・・・

そんな思いにさせていただけた、

今回の事すべてが、何かの導きだったのかも

と思わずにはいられなかった・・・

 

 

明日香