シルクロードと一口に言っても、
どこからどこまでがシルクロードなのか
明確に定義されていないことは
前回でふれましたが、
2014年、シルクロードの一部が
和名
「シルクロード:長安ー天山回廊の交易路網」
英名
「Silk Roads: the Routes Network of
Chang’an-Tianshan Corridor」
として、
UNESCOの世界遺産リストに登録されています。
出典:
http://blog.livedoor.jp/kikurotakagi/archives/
cat_125071.html
中国からカザフスタン、そしてキルギスと
3か国にまたがる交易網で
約8700kmあるとのこと。
登録された世界遺産は中国に22遺産、
カザフスタンに8遺産、
キルギスに3遺産の合計33遺産あり、
重要な歴史的遺産が多く、交易網がどれだけ重要で、
単に物を運んだだけでなく、宗教、文化、芸術面でも
かなりの交流があったことを物語っており、
シルクロードが世界史を語るうえで、その役割が
いかに大きかったのかを示しているとのこと。
また、世界遺産としても、数か国にまたがる
広範囲な遺産が遺産群として登録されたことは
画期的な出来事だった。
また、これが、シルクロードの1部であることを
かんがえると、それほど、この交易網が
地域、距離、時間、すべてにおいてスケールが
大きいことの証明でもあるといえるとのこと。
シルクロードは1本道のように思えるのですが、
現在では、3つの主要なロードが
シルクロードと呼ばれているとのこと。
できた順番にロードを並べると、
①ステップロード
②オアシスロード
③マリンロード
で、この3つのロードから分岐したルートが
できていたと考えられています。
以下ロードとルートの地図です。
出典:http://blog.silkroad-j.lomo.jp/?eid=1322075
それにしても、
実家のお寺も、こうした流れの中で
何らかの影響を受けて
日本という極東の田舎都市に
建立されているのか
と思うと、このスケールの大きさに
ただ、ただ、驚嘆するばかりです。
明日香