2020年 04月09日
古代オリンピックが消え去ってから、
時が流れること1500年。
フランスの、ピエール・ド・クーベルタン男爵が
オリンピックをよみがえらせることを思いつきます。
クーベルタンは古代ギリシャやローマ文明にあこがれ
その中で登場する、古代オリンピックに
インスピレーションを感じ、これに基づいた
競技大会を構想するにいたったのです。
クーベルタン自身は、人間、特に青少年の社会性の育成、
並びに心身の発達に重要なのは、スポーツであると信じ、
1894年、パリ国際アスレチック会議において
オリンピック復興計画を発表。
出席者にたいして賛同を求めました。
この提案を各国が受け入れ、2年後の1896年に
記念すべき第一回近代オリンピックが
ギリシャ・アテネで開催されることが決定したのです。
クーベルタンの提唱するオリンピックの精神は
オリンピック憲章をご覧いただくとよくわかります。
その中で、クーベルタンは
スポーツを通じて、
文化や国籍の違いを乗り越えること、
平和な世界の実現に貢献すること、
フェアプレーの精神を重んずること、を唱えていて、
この理想は現代にも受け継がれているのです。
近代オリンピックの目的は
「世界平和の維持と確立に寄与すること」
1500年の時を超えても
古代オリンピックの「聖なる休戦」を生み出した
オリンピアの精神が受け継がれている・・・
そう考えると、その壮大さに感動するのは
私だけでしょうか。
明日香