古代オリンピックが消え去ってから、
時が流れること1500年。
フランスの、ピエール・ド・クーベルタン男爵が
オリンピックをよみがえらせることを思いつきます。
クーベルタンは古代ギリシャやローマ文明にあこがれ
その中で登場する、古代オリンピックに
インスピレーションを感じ、これに基づいた
競技大会を構想するにいたったのです。
クーベルタン自身は、人間、特に青少年の社会性の育成、
並びに心身の発達に重要なのは、スポーツであると信じ、
1894年、パリ国際アスレチック会議において
オリンピック復興計画を発表。
出席者にたいして賛同を求めました。
この提案を各国が受け入れ、2年後の1896年に
記念すべき第一回近代オリンピックが
ギリシャ・アテネで開催されることが決定したのです。
クーベルタンの提唱するオリンピックの精神は
オリンピック憲章をご覧いただくとよくわかります。
その中で、クーベルタンは
スポーツを通じて、
文化や国籍の違いを乗り越えること、
平和な世界の実現に貢献すること、
フェアプレーの精神を重んずること、を唱えていて、
この理想は現代にも受け継がれているのです。
近代オリンピックの目的は
「世界平和の維持と確立に寄与すること」
1500年の時を超えても
古代オリンピックの「聖なる休戦」を生み出した
オリンピアの精神が受け継がれている・・・
そう考えると、その壮大さに感動するのは
私だけでしょうか。
明日香