マルキヤ
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ダイヤモンドの査定 パート25 (Color Grading)

検体となるダイヤモンドとマスターストーンを比較し、

色を比べて、カラーグレーディングを

繰り返し行っていると、

検体となるダイヤモンドとマスターストーン

双方の石の色が非常に近い場合、

マスターストーンのどちら側に石を置くかで

石の色が濃い色に見えたり、うすい色に見えたりする

錯覚に陥りやすくなるため、注意が必要です。

この現象は、マスターアイエフェクト

(Master-eye efect) と呼ばれています。

 

この錯覚に陥り、カラーグレーディングに

影響をあたえないためには、どういう現象が

起こるのか、理解しておく必要があります。

 

1.

マスターストーンの左に置かれた検体となる石が、

マスターストーンより色が濃く見え、

右に置いた場合、検体となる石がうすく見える場合、

検体となる石はマスターストーンと

同じ色の石であると判断できる。

 

2.

マスターストーンの左に置かれた検体となる石が、

マスターストーンより色が濃く見え、

右に置いた場合、検体となる石が同じ色に見える場合、

石はマスターストーンより少しだけ

色が濃い石と判断できる。

 

3.

マスターストーンの左に置かれた検体となる石が、

マスターストーンと同じ色に見え、

右に置いた場合、検体となる石がうすく見える場合、

石はマスターストーンより

色がうすい石と判断できる。

 

慣れてくるとどうしても、マスターアイエフェクト

(Master-eye effect) になってしまうため、

以上を理解したうえで、カラーグレーディングを

行うことが大事となります。

 

マルキヤ質店 G.I.A. G.G.(米国宝石学会公認鑑定士)蔡 彰訓

 

 

 

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