マルキヤ
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端午の節句って?3(五月人形)

端午の節句の飾り物、江戸初期の頃は

外に飾るものが主流で、

大きな幟旗(のぼりばた)や武具などを

玄関先や外に飾る戸外飾りだったものが

 

江戸中期になると大掛かりな戸外飾りを

小さくして室内で飾るようになったとのこと。

 

― イメージ ―

 

室内飾りには、

甲冑(かっちゅう)、兜(かぶと)、

鎧(よろい)を身に付けた人形、道具類、

 

その後ろには、座敷幟(ざしきのぼり)、

屏風(びょうぶ)、陣幕(じんまく)、

弓(ゆみ)、太刀(たち)、軍扇(ぐんせん)、

陣笠(じんがさ)、陣太鼓(じんだいこ)、

短檠(たんけい)陣屋提灯(じんやちょうちん)、

かがり火、などを置き、

 

お供え物として

飾り粽(かざりちまき)、柏餅(かしわもち)、

菖蒲(しょうぶ)の口花を飾った瓶子(へいし)

その両側に小型の鯉の吹き流しを置く。

 

以上、現代の五月人形の豪華版といったとことでしょうか。

 

 

主な飾りのそれぞれの意味は・・・

鎧を付けた人形=五月人形は、ひな人形と同じく、

男の子の無病息災とを願うという側面と、

人形が男の子の身代わりとなって厄を引き受けてくれる

という2つの側面があり、

 

この2つ目の側面から、役目を終えた五月人形への

感謝と共にきちんと供養し、おさがりを使ったり

人に譲ったりしてはいけないという言われがあります。

 

 

鎧(よろい)や兜(かぶと)には、

事故や病気から男の子を守って

もらいたいという願い

 

弓や太刀(たち)には、

厄を払いのける魔除け

としての意味合いが含まれています。

 

次回につづく・・・

 

 

明日香