マルキヤ
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端午の節句って?7(男の子の日)

「節句」とは

四季や季節の変わり目に応じて

無病息災を祈願し、邪気を祓う

伝統行事を行う日のことであり、

 

中国から伝わった「端午の節句」も

厄払い、無病息災、邪気祓いを目的とした日で

当初は宮中や豪族間での厄払いの風習として

様々な行事が行われていました。

 

それが平安京における朝廷の衰退とともに

そうした行事はだんだんと行われなくなった一方で、

力をつけてきた武士による鎌倉幕府の政治が

行われるようになると、

 

「菖蒲の節句」の「菖蒲(しょうぶ)」が

「武道・軍事などを大切なものと考える」意味の言葉の

「尚武(しょうぶ)」と同じ読み方であることから、

武士たちも「菖蒲の節句」、つまり「端午の節句」を

「尚武の節句」として盛んに祝うようになったとのこと。

 

時は流れて、江戸時代。

江戸幕府は、5月5日の

「端午の節句」=「菖蒲の節句」=「尚武の節句」

を重要な祝日と定めたため、

大名や旗本たちが式服で江戸城に出向き、お祝いを

奉納するほど重要な日となり、

 

時を同じくして、将軍家に男の子が生まれると、

玄関などに馬印やのぼりを立てて祝ったところから、

いつしか、5月5日の「端午の節句」は

男の子を祝う祭事へと変化していき、

武士だけでなく、一般の人々にまで浸透していった

と考えられているのだそう。

 

「端午の節句」が5月5日になり、

「端午の節句」が「尚武の節句」となることで、

江戸時代に「端午の節句」は男の子を祝う日となり、

そして、昭和になって5月5日は「子供の日」となった。

 

この話題も、結構奥が深くて、所説いろいろあったので

予想外に手こずっちゃったけど、おかげさまで

にわか、「端午の節句おたく」になった

気がします・・・

 

 

明日香