マルキヤ
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pawn shopとなんで呼ぶのかしら?

昨日は、

なんで質屋と呼ぶのかについて触れてみました。

 

では、

なぜ、質屋は英語で pawn shop というのでしょうか?

辞書を調べると、「pawn」 は「質入れ」とか「担保」

というようにダイレクトに質に関係する話が出てきます。

 

そこで、「pawn」の語源を調べてみると

もとは古フランス語の「pan」から来た言葉で、

意味は「布地」。

 

もっと古くはラテン語の「pannus」という

言葉までさかのぼれるようで、意味は「衣服」。

 

どちらも衣類系の言葉ですが、それ、質屋さんと

何の関係があるのでしょうか?・・・

それどころか、大ありだったんです。

 

昔の質屋の質草は、身の回りにある生活必需品が多く、

すぐに質屋に持って行くことができるものとして、

布地や衣類が身近にあり、それを質屋さんに預けて、

お金を借りることが多かったらしい。

 

布地や衣類などを持って行くお店ということで

「pan  shop」。

これが「pawn shop」となり、

やがて「pawn」自体が質や質草、担保と言った意味に

なるようになったという説があるとのこと。

 

主人の母の実家も質屋さんだったので、

学校を卒業されてから、すぐにお仕事の手伝いを

されていたそうで、当時の質屋の状況を聞くと、

布地や衣類、着物は、質草・担保として、

毎日かなりの量を取り扱われていらしたとのこと。

 

物のない時代、

衣類は必要かつお金になる物品だった

ことがうかがえる貴重な話。

 

今の質屋さんでは、

衣類をお持ちになられてもなかなかお値段が

付けられるものは少なく、時代と共に変わる

質草の歴史を垣間見たような気がしました。

 

 

明日香