マルキヤ
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7月4日はアメリカ独立記念日2

今年のアメリカ独立記念日は、コロナの影響で

やはり、かなりの自粛ムードみたい。

カリフォルニア州では、

通常7月4日は大勢の人でもみ合うビーチやバーが閉鎖され、

全米各地で通常行われる独立記念日のパレードが中止に

各ご家庭でのバーべキューの規模も縮小。

 

でも、ニューヨークや、ボストン、シカゴといった大都市では、

長期にわたる外出制限でいらだった市民が真夜中に

花火をあちこちで打ち上げて騒いでいるようで、

先月6月から半ば常態化してるのだとか・・・

 

あの大統領も例外ではないようで・・・

歴代米大統領4人の顔が岩壁に彫られている、サウスダコタ州の

ラッシュモア山の前で7500人を集めて、花火を打ち上げ

盛大に独立記念日を祝うとのこと。だいじょうぶかぁ~!

 

コロナ禍の中、マスクは無料で配るけど、つけるのは強制せず、

ソーシャル ディスタンスは呼びかけはないんだとか。

しらんぷり、ならぬトランプリとはこのこと?

あ、失礼しました。

 

ところで、独立記念日にまつわるトリビアをもう少し。

 

アメリカはもともとネイティブアメリカンが住んでた

広大な土地。17世紀初頭、ここにヨーロッパの人々が

新天地をもとめて移住しはじめ、18世紀中頃には、

アメリカ東海岸の一帯はイギリスの植民地

アメリカ内陸部はフランスの植民地となっていた。

 

そんな中、次第にイギリスとフランスの間で植民地の

覇権争いがおこり、フレンチ・インディアン戦争が勃発。

その戦いは約10年続いたのちイギリスが勝利し

当時の北米の植民地をすべて掌握。

 

しかし、その戦いに莫大な戦費を費やしてしまったイギリスは

戦費を回収するため、植民地にたいして重税を課すようになり、

これを不服とする植民地の人々との間で、ボストン茶会事件などの

争いがおき、1775年、マサチュセッツ州レキシントン・

コンコードでアメリカ対イギリスの本格的な戦いが勃発。

 

そんな中、1776年7月2日

フィラデルフィアで13州の代表が集まってイギリスからの

独立宣言を採択、

2日後の7月4日、この宣言を文書にして発表し、

4日後の7月8日、公にこの宣言が読み上げられ、

フィラデルフィアにある有名なリバティベル(自由の鐘)が

鳴らされ、独立の鐘として有名なった、という流れなのです。

(自由の鐘が独立記念日の7月4日に独立宣言を記念して

鳴らされたというのは後で合わせた話。実は公に独立宣言が

初めて披露された7月8日に鳴らされている。)

 

こうして、戦いは1783年まで続き、最終的に植民地の人々、

つまりアメリカが勝利を勝ち取り、イギリスから独立することと

なったわけですが、

 

歴史の流れからもわかるとおり、ヨーロッパから人々が移住した

後のアメリカの歴史というのは、

18世紀の絶対王政時代、時の権力に立ち向かい、兵力的には

劣勢のなか、勝利を収めたという歴史からのスタートで、

 

事実はどうあれ、近代としては初の、「自由と平等」を理想とした

独立宣言が明文化されたというところに、現代アメリカ人のルーツ

があると考えてよいのではないか!

とわたしの主人が申しております・・・

 

うーーんなるほど。

 

 

明日香