文章を作成する際に、
「ひとりひとり」を漢字に変換すると、
「一人一人」とならず、「一人ひとり」となったこと
ありませんか?
結局、「一人ひとり」と出た後に、「ひとり」を消して
「一人」と打ち込むってことをやっていましたが、
なぜ「一人ひとり」と出るのか?
気になったので調べてみました。
まず、平成23年3月文部科学省の「用字用語例」では、
「ひとりひとり」は「一人一人」と書くことになっており、
公文書、公用文では、「一人一人」が推奨されている
しかし、なんと、昭和23年の内閣告示「当用漢字表」
では、「ひとり」を漢字で「一人」と書くことができず、
「ひとり」とひらがなで書く決まりとなっていたとのこと。
そこで、昭和48年に改訂された「当用漢字音訓表」
の付表で、「ひとり」を漢字で「一人」と書くことが
できるように。
結果として、現在の「文部省用字用語例」では、
ひとりひとりは「一人一人」と漢字で書くようになっているとのこと。
では、なぜ、「ひとりひとり」や「一人ひとり」と
書いたりするのでしょう?
その答えは次回で・・・
つづく・・・
明日香