マルキヤ
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土用の丑の日3(鰻を食べる。)

前回からのつづき・・・

土用の丑の日の意味がはっきりしたところで、

本題の、なぜ土用の丑の日に鰻をたべるのか?

この話はラジオやテレビで盛んに報道されているので

ご存知の方多いのではと思います。

 

いつから、人は鰻を食べるようになったのでしょうか。

1000年くらい前から!?という人もいる中で、

文献を見てみると、7世紀から8世紀ころに編纂された

「万葉集」の中に夏痩せには鰻を食べると良いといった

話が出てきます。土用の丑の日は季節の変わり目

ですから、体調を崩しやすい時期、鰻を食べると良い

ということを経験から知っていたということになります。

 

今のようにたくさんの人々が鰻を食べるようになったのは、

江戸時代の頃からで、これは、有名な発明家、平賀源内が、

夏に売れない鰻を何とか売れるようにするために、

鰻屋の店先に「本日丑の日」と書いて貼るよう勧めたのが

始まりと言われているのだそう。

 

お店がこの張り紙を貼ったところ、鰻がよくうれるようになり、

これを見た他の鰻屋も同じような張り紙を

店先に貼るようになったため、

江戸中に夏に鰻を食べることが広まっていったのだとか。

 

実際、鰻にはビタミンA・B郡が豊富に含まれており、

疲労回復、夏バテ防止、に適している食べ物。

夏に鰻を食べるように仕向けたことは理にかなっていた

ということになります。

 

つづく・・・

 

明日香