色を使った表現で疑問なもの、次は青。
誰もが知っている「青春」という単語。
「青春」と聞くと若さがみなぎっているように
感じますが、
では、なぜ、
赤春ではなくて、黄春ではなくて、
黒春ではなくて、
「青春」と青色なのでしょうか?
青というと若さを連想しますが、
「青春」の青は若いという意味でついているのではなく、
以前、私のブログでも取り上げたことのある、
陰陽五行思想に関係しているのだとか。
陰陽五行思想とは、
陰陽思想と五行思想の2つが融合してできた思想で、
陰陽思想とは、
この世のものは、陰と陽の2つから出来ている、という考え方で、
すべての物は対になって存在しているという思想。
男と女、明と暗、長所と短所といった具合です。
五行思想とは、
この世のものはすべて、木、火、土、金、水
から出来ているという考え方。
以上の2つの思想が融合して、陰陽五行思想が生まれ
この思想の中で
人間の人生は15~29歳は春、30~44歳が夏、
45~64歳が秋、そして65歳以降を冬としている。
また、春は青、夏は朱、秋は白、冬は黒としている。
だから、
15歳~29歳は春で、春は青なので
結果として、若いころの事を青春
と呼んでいるということになるのだそう。
多くの東洋人は、
赤ちゃんの時、おしりに蒙古斑(青あざ)が現れ、
成長に連れて消えていくので、
成長していない人を形容する時に、
蒙古斑が残っている = まだ青あざがある = 成長していない
だから、成長していないあなたはまだ青い、
といった意味が青春に含まれているのかなぁと思ったら、
そうではなかったみたい。
明日香