マルキヤ
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9:00~20:00

ケーキの名前・シュークリーム6(シュー生地2)

前回からのつづき・・・

 

日本でのシュークリームの歴史を垣間見たところで、

シュークリームに大切なシュー生地について

もう少し生地について調べてみました。

 

以前から疑問だったこと。

シュークリームのシュー生地って

オーブンで焼くと信じられないくらい

ふわふわに膨らむ!

 

なんでそんなに膨らむのか?

今回調べていたらついでにその科学まで

わかっちゃったので、へーってことでお伝えします。

 

シュー生地を作るときは材料をとにかく混ぜて混ぜて

ヘラですくった時に、

ドローっとゆっくり落ちる粘り気のある状態まで

混ぜて混ぜます。

 

そしてオーブンのトレーの上に均一に並ぶように

生地を絞り出し、オーブンに入れて

180℃の温度で焼くと大きく膨らんで

シュークリームの外側の皮ができることになります。

 

この工程を科学的に考えてみると

以下の通りとなります。

 

オーブンで焼くと

まず生地に含まれる水分が水蒸気に変わります。

熱が加わることで水蒸気に変わった水分は

生地の外に出ようとします。

 

しかし、

生地を作る際に混ぜた小麦の中に含まれる

グルテンには粘り気があるので、

閉じ込められた水蒸気が生地の中で膨張し、

生地を膨らませて行きます。

 

ここで一緒に混ぜられている卵が焼けだし、

膨張し拡張してできた空洞の内面を固め

膨らんだままとなります。

 

以上の工程が理想どうりにすすんで

シュー生地が大きく膨らんで固まるためには、

生地の中の材料が均等に混ざっていないと

いびつに膨らんでしまったり

膨らまなかったりするので、

 

よく混ぜて粘り気のあるシュー生地になるまで

混ぜに、混ぜる必要があったというわけです。

 

だてに小麦をまぜたり、水を入れたり、牛乳いれたり

卵を混ぜたりしているわけではなかったんだぁ~

意味があったんだぁ~、考えた人すごい!

と感心してしまいました。

 

でもこの話、なんだかチューインガムをかんで

風船作るためにチューインガムをガンガンかむ

のと結構似てる?・・・

 

明日香