マルキヤ
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秋のお彼岸4(秋分の日)

前回からのつづき・・・

今日、9月22日は

今回のお彼岸シリーズでお伝えした通り

秋分の日。

 

太陽が動く動線・黄道と赤道の交わる

秋分点を太陽が通過する日で、

太陽が真東から昇り、真西に沈み、

昼と夜の長さがほぼ同じ日。

この日を境に、夜が長くなっていきます。

 

以前にもお伝えさせていただいた通り、

秋分は24節気の1つ。

二十四節気とは、1年を太陽の動きに基づいて24等分し、

季節の名称をつけて、それぞれの節目を示している昔の暦。

 

そして、

秋分の日が国民の祝日になっていることは

皆さん、ご承知の通りで、

 

これは、秋分の日を中日として、前後7日間、

お墓まいりをする習慣が国民の皆さんに

定着しているから

「先祖を敬い、無くなった人を偲ぶ日」として

国民の祝日となっているとのこと。

 

そのお彼岸は年2回。

春分の日と秋分の日に行われますが、

なぜ、春分の日と秋分の日なのでしょうか?

 

日本に広くひろまっている浄土思想に基づくと、

極楽浄土は太陽が向かっていくかなた、

つまり、西のかなたにあると考えられていて、

 

春分の日と秋分の日は

太陽が真東から昇って、真西に沈むため、

西のあの世と一直線に結ばれる日となり、

 

この世とあの世が最も近くなり、

通じやすくなる日と信じられてきたため、

春分の日と秋分の日がお彼岸になったと

考えられているとのこと。

 

極楽浄土と一番近いお彼岸の時に、

お墓参りをして

ご先祖様の供養をすることで

ご先祖様のご冥福をお祈りすることができる。

 

祈りをささげることで、自分たちも

西のかなたの極楽浄土へ行くことができる、

 

こうした考え方によって

お彼岸にお墓まいりが行われるようになっていった

と考えられるようですが、

日本独自の文化によって育まれたもので

インドや中国には、お彼岸の行事はないのだそう。

 

つづく・・・

 

 

明日香