1960年の今日、9月26日、
第35代アメリカ大統領選に向けて、
候補者の
ジョン・F・ケネディー氏 民主党 下写真左側 と
リチャード・ニクソン氏 共和党 下写真右側
との間で、史上初のテレビ討論が
行われた日です。
すずきクリニックHP院長ブログより
2020年の今年は
第46代アメリカ大統領選が11月3日に行われますが
大統領選に際し、必ず行われるのが
大統領候補者によるテレビ討論。
民主党、共和党の大統領候補者が討論を行い、
その模様をテレビ中継し、全米の有権者が
これを見てどちらの候補に投票するか
決めると言っても過言ではありません。
そのビッグイベントが60年前の今日
初めて行われた記念すべき日として
人々の心に残っているものと思いきや、
メディア映りの良いこと、
イメージ戦略、外見戦略が、
国の未来を左右する大統領選でさえも
いかに重要かを示した事例として
より有名となった討論です。
当時、第35代大統領選で、
ケネディー候補とニクソン候補は激しい選挙戦を
繰り広げていて、世論調査では、
ニクソン候補がわずかにリードしていました。
政治家としてキャリアが長かったニクソンは
演説も巧みで、8年間の副大統領経験があった一方で、
政治家としてのキャリアが少なかったケネディーは
そこそこ知名度はあったものの、
年齢も若く、政治手腕は未知数。
大方の予想は、ニクソン候補の勝利でした。
テレビ討論は、ケネディー側から提案され、
ニクソン側が了承し行うことになったわけですが、
提案したケネディー側はテレビ討論の重要性を
既に認識していて、
討論日、自身の選挙活動は取りやめ、
討論会場のホテルで討論直前まで休み、
討論に備えたのです。
一方、ニクソン側は
討論当日夕方まで選挙活動を行い、
疲れ切った表情で討論会場入りしたのでした。
つづく・・・
明日香