マルキヤ
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南蛮菓子・金平糖2(金平糖は高級品1)

前回からのつづき・・・

「金平糖」が日本に入ってきた当時は

高級品だったという話

公家や高級武士にしか食べられなかった

ものだったようですが、

 

「金平糖」が高級品!?

私の中では駄菓子屋さんで売られている

イメージしかなく

「金平糖」が駄菓子屋さんで小袋に少量入って

100円とかだったことを思い出しました。

 

でも、調べてみると、なるほど高級品だったんだと

再認識した次第です。

 

まず、「金平糖」が入ってきたと言われる戦国時代。

当時の日本では、お砂糖は簡単に手に入るものでは無く

少しづつお菓子に使用され始めた頃。

砂糖はまだまだ貴重な存在。

 

そんな時代に、

砂糖を直接味わうような「金平糖」が入ってきて

それを食べた時の織田信長の驚きは

想像に難くありません。

 

その上、「金平糖」の原料である上白糖を

精製する技術が日本にはなかったため、

食べたければ西洋から運んでくるしかなく、

 

当然、「金平糖」が

超高級品になっていったことは間違いありません。

公家や高級武士といった限られた地位の方々のみ

食べることができたのでした。

 

「金平糖」が日本に入って来てから、

しばらくは、西洋から運んでくる状況がつづき

時代は変わり、江戸時代に鎖国が始まった頃から、

長崎で「金平糖」が多く作られるようになり、

その製法が、徐々に京都、江戸へと広まり

最終的に庶民も食べられるように

なっていったとのこと。

 

つづく・・・

 

 

明日香