マルキヤ
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南蛮菓子・金平糖4(製造方法資料)

前回からのつづき・・・

金平糖は

職人が体の五感を使って作る

一子相伝(いっしそうでん)の技で

生産されている・・・

 

そんなに作るのが難しいお菓子だっただなんて

思ってもみなかったので

とてもびっくりしました。

 

その巧の技が金平糖を高級品にしている側面が

多分にあるだろうと思うので

その作り方、少し調べてみました。

 

前回でもお伝えした、

井原西鶴の「日本永代蔵」巻5

「廻り遠きは時計細工」のなかで、

金平糖の製造方法が出てきます。

 

「まづ胡麻を砂糖にて煎じ、

幾日も干し乾(かわらげ)て後、

煮鍋(いりなべ)へ蒔(まき)て

ぬくもりのゆくにしたがひ、

胡麻より砂糖を吹き出し、

自ら金餅(平)糖となりぬ。」

 

との記述があるとのことですが、

現在伝わっている伝統的な金平糖の製法と

突き合わせると

上記「」内・三行目、胡麻から砂糖が吹き出す記述は

不可解な部分であり

井原西鶴の想像が多分に入っているのでは?

とのことで、

 

この記述に関しては、正確さに欠けるものであっても

日本で作られ始め、かなりその製法が広まり始めていた

証拠と捉えるための資料と見たほうがよいとのこと。

 

現在売られている金平糖のほとんどは、

機械化された生産でできた量産品のようですが、

職人の手で作られている金平糖の伝統的な生産方法は

日本で唯一の金平糖専門店さんのHPをみると

動画で紹介されています。

 

たった一軒だけ!?そう、たった一軒!

京都の金平糖専門店

緑寿庵清水(りょくじゅあんしみず)さんが、

日本で唯一、伝統的な製法を守りながら

金平糖を作り続けています。

 

では、どのような方法で

金平糖が作られていくのでしょうか?

その詳細は次回に。

 

つづく

 

 

明日香