2020年 10月24日
前回からのつづき・・・
ガーネットが
結晶構造が同じ石のグループの名前であって
1個の石の名前ではないことは
前回お伝えしました。
そうすると、そもそも、ガーネットの名前の由来は
なんなのでしょうか?
通常ガーネットとして思い出すのは赤茶色の石ですが、
ガーネットと呼ばれる宝石になる前の赤茶色の鉱物が
岩の表面や割れ目などに
ザクロの実の中にある粒のように
びっしり張り付いているところから
この鉱物から取れる石を
ラテン語で「種子」を意味する言葉
「granatum 」=「グラナタス」 と呼ぶようになり、
英名「garnet(ガーネット)」へと変化したとのこと。
和名は「ザクロ石」で、
見た目そのままを石の名前にしています。
ガーネットの鉱物
ザクロの実と中の粒
ガーネットの鉱物と、ザクロの実と粒
確かに似てる・・・
さて、そのガーネットグループには
様々な種類があることも、前回お伝えしましたが、
次回はその様々な種類を見てみたいと思います。
つづく・・・
明日香