前回からのつづき・・・
6種のうち残り3種、
緑色系のガーネットは、
構造式「○○3 ○○2 (SiO4)3」の最初の部分
「○○3」 に共通して、
「Ca3」カルシウムを持つため、
俗にカルシウムガーネットとも呼ばれていて、
そうしたガーネットを
「ウグランダイト(Ugrandite)」と呼び
「ウグランダイト グループ」として大別され、
以下の3種に分類されています。
④ウバローバイトガーネット(Uvarovite Garnet)
この種はケイ酸塩 SiO4 とカルシウム Ca に
クロム Cr が入ったもの
= Ca3 Cr2 (SiO4)3
⑤グローシュラーガーネット(Grossularite Garnet)
この種はケイ酸塩 SiO4 とカルシウム Ca に
アルミニウム Al が入ったもの
= Ca3 Al2 (SiO4)3
⑥アンドラダイトガーネット(Andradite Garnet)
この種はケイ酸塩 SiO4 とカルシウム Ca に
鉄 Fe が入ったもの
= Ca3 Fe2 (SiO4)3
以上3種のガーネットは
ウグランダイト グループとして
大別されているわけですが、
この系列の名前は、
前回説明した3種のガーネットの
パイラルスパイト グループと同じく
今回説明した3種のガーネットの頭文字
④Uvarivite (ウバローバイト)の U
⑤Grossularite(グローシュラー)の Gr
⑥Andradite (アンドラダイト)の And
をとってくっつけ(u + gr + and)
石という意味を示す-iteをつけて(ugrand + ite)
Ugrandite(ウグランダイト)としています。
明日香