マルキヤ
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誕生石・1月(ガーネット6)

前回からのつづき・・・

前回お伝えした残り3種の緑色のガーネット

①ウバローバイトガーネット(Uvarovite Garnet)

②グローシュラーガーネット(Grossularite Garnet)

③アンドラダイトガーネット(Andradite Garnet)

がウグランダイト グループとして

大別されているわけですが、

 

上記3種はケイ酸塩 SiO4 と カルシウム Ca に

クロム Cr か アルミニウム Al か 鉄 Fe の

どれかが入ることでできるガーネットで、

 

前回お伝えした構造式で言うと、

「Ca3 ○○2 (SiO4)3」の「○○」の部分に

クロム Cr か アルミニウム Al か 鉄 Fe の元素の

どれかが入り、それぞれの3種のガーネットが

できるわけです。

 

赤色系のパイラルスパイト系列の場合、

それぞれの元素が混ざり合ってできる

混合タイプをお伝えしましたが、

 

今回のウグランダイト系列のガーネットは

赤色系のパイラルスパイト系列のガーネットと違い、

アルミニウム Al と 鉄 Fe のイオンの大きさが似ている一方

クロムCr のイオンの大きさが 小さく、

3種類がすべて混ざり合うことはありません。

 

ある温度と圧力で混ざり合うことができるのは

イオンの大きさが近い、アルミニウム Al と 鉄 Fe 。

つまり、グローシュラーガーネット(Ca3 Al2 (SiO4)3)と

アンドラダイトガーネット(Ca3 Fe2 (SiO4)3)

の混合タイプとなり、

・マリ・ガーネット(Mari Garnet)

が生成されます。

 

 

明日香