マルキヤ
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屈折計3( 屈折液を使用して屈折率計測)

2021年1月20日 00:53:32

前回からのつづき・・・

では

①面のある石の場合の測り方

を見てみましょう。

 

この屈折計の後ろの部分の箱のような蓋を

下の写真のように開けて

 

写真の真ん中に写っている

長方形の形をしたガラスでできた

ヘミシリンダー(Hemicylinder)と

呼ばれる部分に、石を設置しますが、

ただ、そこに石を置いただけでは

計測を開始できません。

 

測定するには、写真の

屈折液(Refractometer Liquid)が

必要となります。

この屈折液を

石と屈折計のヘミシリンダーの間に

つける必要があります。

 

その方法は、屈折液を

極少量、ヘミシリンダーの周りの

銀色のプレートに垂らし

 

その上に石を置き

 

石の底面に屈折液を付着させて

銀色のプレートから

ヘミシリンダーの上にスライドさせて、

ヘミシリンダーの辺に

並行に設置します。

 

この時、へミシリンダーと石の間の

屈折液の量が多いと屈折計のメモリを

正確に読み取りにくくなるため、

 

屈折液が多いと判断した際には

設置した石をヘミシリンダーから

銀色のプレートの上に

一度スライドさせて外し

ヘミシリンダーの上についている

余分な屈折液を

ティッシュでふき取ります。

 

石の下には屈折液が

まだ付着しているので、

付着している石の底面を

そのまま下にした状態で

再度、石を銀色のプレートから

ヘミシリンダーの上にスライドさせて

設置します。

 

屈折液が適量になるまで

この動作を繰り返し、

屈折液が適量になったら、

測定を開始します。

 

つづく

 

 

明日香