2021年 06月14日
更新 2021年6月17日 02:31:23
前回からのつづき・・・
今まで説明してきたように計測することで、
屈折率と複屈折率がわかるわけですが、
検体として使用した緑の石は
何だったのでしょうか?
屈折計による屈折率の計測において
偏光フィルターを左右それぞれの方向に90°回転させて
見える緑の線が示した値が2種類見て取れるため
まずは複屈折(DR)であることがわかります。
そして、前回お伝えした
6つのポジション、
0°、30°、60°、90°、120°、180°で
屈折率を計測。
緑の線が示す
最小の屈折率の値は1.65
最大の屈折率の値は1.68から1.69あたり
でしたので、
屈折率は
最小で1.65
最大で1.69
となり、
複屈折率(BI=Birefringence )は
1.69-1.65=0.04
よって、0.04となります。
そして、石は透明で、色は黄緑色。
さて、この石は!?
つづく・・・
明日香