(ダイヤモンドの各部名称の呼び方は、下記の添付図「ダイヤモンドの各部名称」を参照)
⑤
検体となるダイヤモンドとマスターストーンを、図5のように、V字型の溝きりがなされている白い台の溝部分に、石のガードル部分を入れて置きます。この時、キュレット部分をグレーディングをする人に向けて設置し、パビリオンの部分に垂直に視線を向けて石の色を見ます。
今までの5つの石の見方をまとめた物です。
最後にダイヤモンドのテーブル面を上にした状態:フェイスアップにして、上から検体のダイヤモンドとマスターストーンの色を見ます。
こうして検体のダイヤモンドとマスターストーンのパビリオン全体を把握できた時点で、どちらの石の色が濃いかを確定します。
次回は、今までご説明させていただいた方法を使用して、検体ダイヤモンドと数あるマスターストーンと比較を行い、最終的にカラーグレーディングを決定していく手順をご説明します。
マルキヤ質店 G.I.A. G.G.(米国宝石学会公認鑑定士)蔡 彰訓
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