先月、東京のGIA(Gemological Institute of America)にて
合成ダイヤモンド(ラボラトリーグロウンダイヤモンド)の講習を受けてきました。
天然ダイヤモンドや合成ダイヤモンドの概論から
合成ダイヤモンド生成方法とその検出方法、
検出に使用されるスクリーニング技術の概説
そして実際の石を見てスクリーニングを行う実習研修と
丸2日間、盛りだくさんの講習でした。
天然か合成か判断がむづかしくなるほど、
合成ダイヤモンドの品質が格段に上がってきていること、
それでも天然か合成かの看破は可能であることなど、
合成ダイヤモンドの現状が分かる貴重な体験となりました。
合成ダイヤモンド(ラボラトリーグロウンダイヤモンド)のテキスト
このテキストでも紹介され、実際に講習でも使用されていた合成ダイヤモンドのスクリーニング装置、iD100は当店でも活躍しています。
当店で活躍している iD100 君
GIAの入っているビル
このビルの11FにGIAのラボ、7FにGIAの教育部門(GIA エデュケーション)が入っていました。
7F、GIA教育部門の入り口の表示
この講習を他の質屋さんにもぜひ受講していただくよう推薦しようと思っていた矢先、
講習を受けた東京GIAの教育部門(GIA エデュケーション)が、
突然、先月の11月末をもって閉校になってしまいました。
アメリカGIA本部の決定だそうで、講習を受けて直後の発表だったので本当にびっくりしました。
講習の質の高さは内外共に定評があり、実際、確かに定評どおりで、
受講生が使用できる石のサンプル、宝石鑑定用の器材も非常に充実していたので、本当に残念な限りです。
でも学んだことは私の頭の中に残っています。
そして幸か不幸かGIA東京の最後の受講生となってしまいました。
ちなみにGIAのラボはそのまま存続されるとのことです。