テンダーロイン=ヒレ肉は
部位と肉質によって
5つの部位に分けられますが、
頭側の部位から順に3番目、
図の③フィレ(Filet) について。
「フィレ(Filet)」はフランス語で
「網(あみ)」とか「少量」
といった意味があるようで、
テンダーロイン=ヒレの部位を「フィレ(Filet) 」
と、呼ぶようになったのは、
前回説明した
「トルヌド(Tournedos) 」と同じように
調理方法に関係しているみたい・・・
14世紀頃のヨーロッパでは、
肉を焼くとき、串に肉をさして
暖炉で焼いていたけど、
この「フィレ」の部位の肉を焼く際には、
崩れないように
糸や網状の物を巻き付けて
焼いていたそうで、
その際使われた、
「フィレ(Filet)=網(あみ)」が
この部位を表す言葉となった、
という説があるらしい。
だけど、私、個人的には、
ヒレ肉は量が少ないから、
フィレのもう1つの意味の「少量」が
この部位を表す言葉になったのでは?
と勝手に想像したりなんかして・・・
通常「フィレ(Filet)」という場合、
テンダーロイン全般を表すみたいだけど、
テンダーロインを5つに細分した場合、
テンダーロインの中でも
この③の部位の肉の事を
「フィレ(Filet) 」と呼ぶとのこと。
つまり、「フィレ(Filet)」の肉質を表現すると、
きめが細かくて、柔らかく、脂肪がすくない
肉の甘みを感じることができる部位
ということになる。
当然、赤身が多く脂肪が少ないから
焼き過ぎていないステーキが
一番うまみを引き出すことができる
調理方法ということになるみたい・・・
明日香