1985年の昨日、3月26日
南極大陸に日本のあすか基地が
開設されたとのことで、
日本の南極基地について調べてみました。
日本は、南極に4つの基地を持っているのだそう。
①昭和基地
南極大陸、東オングル島にあって、53の建物、
貯水タンク、アンテナ施設等、多数の施設があり、
南極地域観測隊越冬隊員の方々が日夜、
天体、気象、地球科学、生物学の観測を行っている。
1956年、第1次南極地域観測隊が
東オングル島に上陸し、この地域を主基地とした。
基地が作られた当時の日本の元号が昭和だったので、
昭和基地と命名されている。
②みずほ基地
昭和基地から南東に270キロ離れた、
標高2230メートルの高原内に位置している。
雪が長年に渡り降り積もった影響で、現在
雪の下に埋まってしまっている。
1970年に作られてから1985年まで
観測基地として運用されていた。
当初は、みずほ観測拠点として開設され、
1978年にみずほ基地に改称。
しかし、現在は観測基地として利用されておらず、
昭和基地から、ドームふじ基地に行くまでの
中継地点として利用されている。
この基地のある高原は
「みずほ高原」とよばれており、
この高原の名前が基地の名前となった。
③あすか基地
昭和基地から、西に670キロ離れた
標高930メートルの場所に位置し、
1985年に作られてから1992年まで、
観測基地として運用されていた。
当初は、あすか観測拠点として開設され、
2004年にあすか基地に改称。
しかし、みずほ基地と同じく、
現在は観測基地として利用されず、
風力発電を使用した無人の
気象観測基地となっている。
飛鳥文化が新しい時代を切り開いたことや、
基地の背後の山地が、奈良県橿原市飛鳥周辺に
そびえる大和三山(香久山(かぐやま)、
畝傍山(うねびやま)、耳成山(みみなしやま))
に似ていることから、あすか基地と命名されている。
④ドームふじ基地
昭和基地から約1000キロ離れた南極の内陸部、
標高3810メートルに位置し、1995年に
ドームふじ観測拠点として開設され、
2004年ドームふじ基地に改称。
ここでは、氷床深層掘削計画が実施中。
氷床コアを3000メートルの長さで掘り出し、
過去100万年の気象変動を解明しようとしている。
この基地のある場所が、南極のドームFと呼ばれる
ドーム状の地形の頂部に位置し、この標高が
富士山の標高3776メートルに近いことから、
ドームふじ基地と命名されている。
うーーん、調べてみたら結構興味深かった。
ところで、私の母は、
奈良県の明日香村のあすかの響きが好きで
私を明日香と名付けていて、
あすか基地の名前の由来が
同じ奈良県つながりであることに
何となく親近感を感じてしまいました。
明日香