マルキヤ
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忠犬ハチ公像が渋谷に設置された日

1934年の今日、4月21日は

東京、渋谷の駅前に忠犬ハチ公像が

設置された日なんだそう。

 

忠犬ハチ公の話は有名だから

あえて説明する必要はないかもしれないけれど

かいつまんで説明すると、

 

ハチの飼い主、東京帝国大学の上野教授が

仕事先で倒れて帰らぬ人となったが、

それを知らないハチは、毎日教授が返ってくるのを、

死ぬまで渋谷の駅まえでずっと待ち続けたという実話。

 

少し驚いたのは、渋谷の銅像は

ハチが死んでから設置されたのか

と思っていたら、生きているうちに設置

されたんだとか・・・

 

こういう銅像みたいなものは死んでから作られる

と勝手に思っていた私は、少し驚いたんだけど

この銅像の除幕式に出席しているって聞いて

もう少し驚いた。まあ、ハチには

何のことだかさっぱりわからなかっただろうけど。

 

でもなぜ、生きている間に銅像が建てられたのか

調べてみると、ちょっと嫌な裏話が出てきました。

 

通常動物の銅像などは、

死んでから建てられるもので

存命中の作成は極めて異例。

 

で、ハチの存命中に日本犬保存会が彫塑家に

依頼して、まだ生きていたハチをモデルにして

製作していたところ、

 

上野教授に一切を託された

という老人が現れ、ハチの木像を製作するための

資金集めと称して、絵葉書を売り出したんだとか。

 

これを阻止するために、

とにかく早く銅像を作ることになり

結果として、はちが生きている間に

銅像ができてしまったというわけ。

 

ところで、東京の渋谷だけでなく、

私の故郷、三重県津市久居にも

忠犬ハチ公の銅像があるって皆さん知ってました?

 

この銅像は近鉄久居駅前に、

ハチの飼い主であった上野教授と

ハチが一緒に並んで立っていて

 

上野教授が、「ハチ!」と言わんばかりに

お互いに見つめ合っている

銅像が建てられています。

 

何故って?上野教授の生まれ故郷が

三重県津市久居だからなのです。

これちょっとしたトレビア・・・

といっても、この銅像はまだあたらしく

2012年に建てられたものなんですけどね。

 

忠犬ハチ公の銅像は渋谷だけでなく

秋田県大館市JR大館駅前、

山形県鶴岡市市役所前などにもあるのですが、

どれもみんなハチだけの銅像。

 

せっかく作るのであれば、

ハチがあんなに会いたがっていた

上野教授と会わせてあげたいとの思いから

上野教授とハチを一緒に作ったのだとか。

 

ハチは天国で上野教授に会えたのでしょうか?

ハチのことを思うとなんだか泣けてきます・・・

 

明日香