今日、5月1日は、メーデー。
「国際的な労働者の祭典・万国労働者団結の日」
ということみたいなんですが、
メーデーは May Day。つまり五月ということで
どうして今日が労働者の祭典の日なのか
前から疑問でした。
5月1日に、元々ヨーロッパでは春祭りが
おこなわれていて、5月女王・メイクイーンを選んで
花を摘んで歌い踊る日だったとのこと。
1886年5月1日に、
アメリカ・シカゴの労働者によって
8時間労働、8時間の休息、8時間の教育を求めて
ストライキやデモをが行われたことを記念し、
この日が
「国際的な労働者の祭典・万国労働者団結の日」
と定められ、1890年に初めて
メーデーが開催されたようで、
その後、日本では、1920年5月2日に初めて
東京・上野公園でメーデーが開催されたとのこと。
映画で、緊急事態にパイロットや船長が
「メーデー、メーデー、メーデー」と叫んでいるのを
よく見ることがあるけれど、これって労働者の祭典と
何か関係があるのかと思ったら、実は全くなし。
このメーデーは、遭難信号を発信する際に
国際的に使用されている緊急用符号語ということ。
この符号語は1923年にイギリスの
空港主任無線技士が考案したされていて、
この技師が働いていた空港と最も飛行機の行き来が
あったのがフランスの空港だったので、
フランス語の「メデ=maider」=「助けに来て」
を意味する単語から「Mayday」を考案したらしい。
このメーデー、緊急の呼び出しとして使用するには、
必ず3回繰り返すことが推奨されているそうで、
だから、映画で、「メーデー、メーデー、メーデー」
と3回繰り返して叫んでいるというわけ。
なるほど、なるほど・・・
明日香