新型コロナウィルス関連でよく出てくる
PCRという検査。ウィルスに感染しているかどうか
判別するための検査ということはわかっているけれど、
じゃ、なぜPCRって言うの?
どんなことをして検査しているの?
と聞かれると答えられないので、調べてみました。
PCRとは、polymerase chain reaction
(ポリメラーゼ連鎖反応)のそれぞれの単語の
頭文字を取ったもの。
ポリメラーゼとは、DNAやRNAといった
ウィルス遺伝子を合成・複製する酵素。
PCR検査は、ウィルス遺伝子の中で、特徴的な部分を
切り出して、ポリメラーゼを使用した連鎖反応によって、
増幅させ、その中に、ウィルスが存在しているか
していないかで、感染の有無を確認する検査方法。
このPCR検査を新型コロナウィルスに使用して
判定する場合、感染している人をこの検査法で検査すると、
70%の人達が感染している、との結果が出るとのこと。
これはつまり、30%の人達は、感染しているのに
感染していないという検査結果が出てしまうということを
意味する。
もし、日本の全人口がこの検査を受けた場合、
日本の総人口を1億人とすると、
3000万人の感染者が、感染していないということで
街中を歩くことになる。
また、感染していない人をこの検査方法で検査すると、
99%の人達が感染していないとの結果がでて、
1%の人達が感染していないのに、感染しているという
結果が出るとのこと。
日本の病院の病床の総数は1万30000床程度。
もし、日本の全人口がこの検査を受けた場合、
日本の総人口を1億人とすると、感染していないのに、
感染していると判断される方々が100万人になり、
この人達が入院しなければならないとなると、
簡単に病床の数を上回ってしまう。
ホテルの部屋をかき集めてきても、
到底100万床には到達しない。
だから、なかなかすぐに検査させてくれない
ということになるんだって。
いやはや悩ましい話・・・
明日香