今日5月29日は、語呂合わせで、
5=ご、2=ふ、9=く の日。
全国呉服小売組合総連合会、
もしくは、着物の卸売業業界トップ、
ウライ株式会社が制定したといわれていて、
呉服の日には和装業界の振興と
和服の良さを多くの方々に知っていただきたい
との目的から制定されたとのこと。
ところで、なぜ着物全般を呉服って呼ぶのでしょうか?
時は中国三国時代までさかのぼります。
その三国の1つ、呉の国から日本に伝えられた
織り方によってつくられた織物(反物)を
呉服とよんでいたようです。
これが、時代の移り変わりとともに、絹織物で作った
着物全般を呉服と呼ぶようになったんだとか。
また、呉服屋は、江戸時代、上質な絹織物を扱うお店で、
大衆向けの綿織物や麻織物を扱うお店は、
大物屋とよばれていたようで、
明治時代に入り、着物を着る人が減ったため大物屋が
衰退してゆき、呉服屋だけが残ったため、
上質かどうかの区別なく、
呉服屋が着物全般を扱うようになっていったとのこと。
呉服は質屋さんが多く取り扱ってきた商品ですが、
呉服(着物)を着て町を歩いていらっしゃる方を
ほとんど見かけなくなったのに比例して
質屋さんが呉服を取り扱う量も減少が著しい
商品なんだそう・・・
日本の文化が徐々に消えていくようで
なんだかさびしい・・・
明日香