前回までは、真珠を作るために、
何をしなければならないかお伝えしましたが、
次の疑問として、真珠はどういうところを見て
品質の良し悪しが分かるのか主人に聞いてみました。
真珠は、「大きさ」、「巻き」、「照り」、「色」、
「きず」、「形状」等を見るのだそう。
真珠の品質を見る上で、一番大切な要素は、
「巻き」や「照り」で、大きさはその次だそうですが、
主人はまず真珠の直径を計測し
「大きさ」を確認するとのこと。
母貝の種類、大きさにもよるとのことですが、
一般的に真珠の宝飾品としてよく知られているのは、
アコヤ貝から取れる、アコヤ真珠は、
直径が7から8ミリが一般的によく見るサイズで、
玉の直径が、8ミリを超えると大玉といわれている
とのこと。10ミリともなると、とても貴重なのだそう。
アコヤ真珠の母貝の大きさからすると
10ミリの核を移植された場合の
貝に対するインパクトは相当なもので、
核にきれいな真珠層をまくことの出来る体力のある貝が
少なく、貝が途中で死んでしまったり、
真珠層をきちんと巻ききれなかったりで、
10ミリ玉のアコヤ真珠の数が少なく、
稀少性が増すようです。
上記の理由により、貝の種類に応じて
どれくらいの大きさの真珠に希少価値が生まれるかは
わかっているので、真珠のサイズが一般的なのか、
稀少なのかを、サイズを計って確認し、
そこから次のポイントを確認することになります。
次のチェックポイントは「巻き」と「照り」。
その話は次回で。
明日香