前回からのつづき・・・
今回は、真珠の「色」と「きず」「形状」について
お伝えしたいと思います。
真珠の色には、真珠層そのものの地色(ボディーカラー)と
真珠層が様々な光の波長と干渉し合って色を織りなす
干渉色(オーバートーン)の2種類があり、
この2つが混じって真珠の色を作り出しています。
地色として、グレー、ホワイト、ホワイトピンク、
ピンク、イエロー、ブルー、グリーンなど
様々な色があり、
干渉色としては、ピンク系とグリーン系の
2種類あります。
ピンクの干渉色を伴った
地色がホワイトピンクのアコヤ真珠、
地色に干渉色を伴った
鮮やかなグリーンで人気の黒蝶真珠
などが人気で値段も高くなる傾向があるようです。
また、真珠には貝が真珠層を核の周りに
巻いていく際につく「きず」があり、
真珠の表面にある、突起やくぼみなどの事を指します。
価格的には、この「きず」が無い、または数少ない方が
当然高くなります。
真珠には、いびつな形をしたバローク真珠と呼ばれる物
もあり、それはそれで人気があるものもありますが、
基本的に真円である方が価格が上がります。
ネックレスの場合であれば、グラデーションと呼ぶ、
襟元に近づくにつれて真珠の玉がだんだん小さくなる
ネックレスも人気はありますが、やはり、「形状」
としては、真円できちんと玉がそろっている方が
より人気があり、価値を高めるようです。
以上のすべてを総合的に勘案し真珠の品質が
決まっていくんだそう。
で、すべてがそろった最高品質の真珠になると
「花珠(はなだま)」とよばれるそうで、
あまりにも希少すぎて、
なかなか一般に出回ることはないのだそう。
ここまで深く考えたことが無かったので、
主人の話は勉強になりました。
明日香