1994年の今日、6月17日に
国連で、国連砂漠防止条約が採択され、
その日が国際デーのひとつとなっているとのこと。
メディアがあまり取り上げないから、メジャーな
国際デーではないかも。
でも、中身は人類の未来に関わる大きな問題。
既に地球の3分の1が砂漠化と干ばつの影響が出て
肥沃な土地が少なくなり食料が減っている。
日本にいるとすぐに食べ物や飲み物が手に入り、
蛇口をひねると水がでるため、食料が減っている
なんて感じないけれど、
国連事務総長からのメッセ―ジを見ると、
明るい未来が待っているとはとても思えない。
メッセージによれば、土地の劣化と砂漠化により
十分な栄養が取れていない人は、既に10億人に上り、
その影響は食料生産に及び、2035年までに
12%の減少が予想されている。
砂漠化は地中にたくわえられる水分や雪の量を減らし、
10年後には3人に2人がひっ迫した水環境でくらす
ことになる可能性があるとのこと。
また、地球温暖化の原因とされている温室効果ガスの
4分の1が、砂漠化などの土地の劣化によって
引き起こされていて、結果、10年ごとに2%の
食料生産の減少が予測されているとのこと。
そうならないための方策は、やっぱり人間が積極的に
関与するしかなく、食料や水を作り出す優良な土地を
増やすこと。
先日、実家の裏庭の畑に息子を連れて、
ジャガイモを掘り出しました。初めての体験に
息子は大喜びでしたが、そんな姿を見ていると、
優良な土地を増やすことは、人類がその気になれば、
案外簡単なのかもしれません。
明日香