前回からの続き・・・
江戸時代に江戸幕府が決めた5節句は
①1月7日 人日(じんじつ)の節句
②3月3日 上巳(じょうし)の節句
③5月5日 端午(たんご)の節句
④7月7日 七夕(しちせき)の節句
⑤9月9日 重陽(ちょうよう)の節句
で、七夕の節句は4番目にあたります。
7月7日の七夕の節句の由来
「七夕」、これを皆さん自然に、「たなばた」と読んでいますが、
「七」を「たな」とは読みませんし、
「夕」を「ばた」とも読みません。
なのになぜ「七夕」=「たなばた」と読むのでしょうか?
節句の名前として読む場合は、「七夕」=「しちせき」とよみます。
「七」の音読みは「しち」
「夕」の音読みは「せき」
よって、「七夕」=「しちせき」は通常の漢字の読み方からすると正しいことになります。
では、「七夕」=「たなばた」が間違っているのか?というとそうではなく、
当て字として、「七夕」を「たなばた」と読んでいて、こちらも正しいことになります。
この「しちせき」と「たなばた」という読み方の違い、
「七夕」を「たなばた」と呼ぶようになった訳は、
「七夕の節句」の由来と大きく関わっています。
次回はその「七夕の節句」の由来について触れてみたいと思います。
つづく・・・
明日香